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2012年4月18日 (水)

送別会

 昨日、群馬県町村会で送別会をおこなって頂きました。
 6年間群馬県町村会の理事として努めさせていただきましたが、町村長はもちろん事務局の方々にもいろいろと教えていただくことが多く、本当に有り難かったと思っています。懇談の中で、引退がずいぶん早いんじゃないか?とか、次はどうするんだ、県に行くのか、国にいくのか、なんてことを言われましたが、今はまだ白紙としか答えられません。
 そして、この日には、がれき受け入れを吾妻東部衛生施設組合管理者の折田町長が正式に表明されました。町村会の送別会でもがれきの問題は皆さん関心のあるところでしたが、やはりがれきは現地で処理するのがもっとも効率的だという結論にいたりました。「なぜ故に全国に運び出す必要があるのか理解できない」「例えば全国の市町村が仮に1億ずつ出資すれば1800億である。相当規模の焼却場・処理場ができる。支援の仕方は様々ある」「今回の国の方針は地方自治体を混乱させている感を否めない」といった意見が聞かれました。長野原の町長も知事からの正式な要請を受けたが、慎重に対応したいと言っていました。
 2種類のセシウムを測定し安全宣言を国は出していますが、プルトニウムやストロンチウムといった放射性物質もあります。それらについて明確な測定基準がないことからも、安全とは言い切れないと判断する自治体は多いのです。今までの一連の流れをみる限り、残念ながら国の方針が果たしてどうなのか、100%信用出来ない人は多いでしょう。放射線量は放射性物質の堆積なのです。
 犬と散歩していると庭にふきのとうがあったので、そのふきのとうでオヤキをつくりました。何となく心配だったのですが、気にし過ぎるのもと思い、食べたのですけれども、新聞でああいった記事を見ると、やはり食べたくなくなります。小さな子を持つお母さんは私の比ではないでしょう。
 分からないということほど不安をかき立てるものはありません。放射線は宇宙からも降り注いでいるものでありますから、人間にはある一定の抵抗力が備わっています。そもそも太陽のひかりは核融合ですから、高い放射線がでています。しかし、これに適応した生物が誕生し、酸素を放出してオゾン層を形成し、放射線量を減らし、爆発的に生命体が増えました。その中に人類がいる訳ですから、抗体はあります。しかし、その正確な程度は分かりません。アバウトに、400ミリシーベルトで白血病になり、年間1ミリシーベルト以内ならば安全とされている程度です。
 過去の歴史で最大の原発事故はチェルノブイリですが、このときIAEAの調査報告はこの事故での障害はないというものでした。しかし、事故から5年経つ頃から障害が出てきました。専門家の意見によって行動することは大切ですが、科学技術は常に発展途上にあるということも事実です。そのことを踏まえた上で、判断するのが政治家の仕事です。
 
 

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