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2012年5月26日 (土)

消費税

 間接税(消費税)のウエイトを高めていこうというのは世界的潮流であり、直間比率の見直しを行った上でしっかりした税体系を構築することは急務である。しかし、問題は消費税を10%にしたからといって、健全財政にならないところにある。現在の倍の10%にしても財政再建は不可能なのである。
 いまの行政組織をそのままに、サービスをそのままに、一体改革にはならない。それだけ、厳しい状況にある。しかも、市場経済はリーマン、3,11以後厳しい状況が続いている。増税のタイミングとしては最悪である。
 自民にしてみれば、この最悪の時期に野田首相が増税に踏み切れば、一気に民主党を完膚なきまで叩けるとおもっている。しかも、念願の消費税増税を手を汚さずにできるのだ。小沢氏はそれが分かるだけに、また野党に転落するのが見えているだけに反対なのだろう。
 問題の本質を見極める必要がある。

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