一壺天

　渋川高校の同窓会が渋川でおこなわれました。歴代ＯＢが集うこの同窓会。私のような若造はほとんどいません。みんな大先輩ばかりです。吾妻からも長野原の高山町長、嬬恋から熊川村長、東吾妻から茂木町長とみなさん出ておられました。というのも、吾妻県民局の荒井局長が取りまとめた結果みなさん出席されたからです。総勢８０名くらいの参加だったでしょうか、目標は１００名そうです。

　この日の同窓会では県の教育長になられた福島さんが講演してくださり、教育行政についてかなり熱く語っておられました。なるほどな、と思うことがたくさんありました。しかし、教育長の想いがすべて現実化するかという、そこのところはご苦労がおありなのだと思います。そして、福島教育長は情熱（パッション）が大切だといいます。情熱なくして教育は出来ないといいます。ところで、福島さんは渋高野球部でキャプテンだったそうです。当時長野原から通っていたとのことで帰宅は１０時、朝は６時とのこと。やはり、根性が違うのかなと思いました。わたしも、渋高のバスケ部のキャプテンでしたが家から通ったのは１年の１学期のみで、朝は６時のバス、夜は１０時で、家では夕食と風呂に入ればあとは寝るだけ。それでも疲れて授業中に寝て、先生に怒られましたっけ。

　しかし、月日の経つのは早いなとつくづく思います。あれ（高校時代）から３０年も経っているのですから。１日１日を大切に生きなくてはと思います。変わらないのは山河の景色だけです。