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2009年6月 1日 (月)

GM破綻

 アメリカを象徴する企業GMが事実上の破綻に追い込まれた。連邦破産法11条の適用を連邦破産裁判所に申請した。諸行無常・盛者必衰とはいえ、現実の厳しさを思い知らされる。

 GMの破綻はいろいろな事を示唆している。たとえば、時代を見据えていかないといかなる企業も繁栄を続けることは出来ないということ。寡聞だが、フォードがT型で一世を風靡したのを見て、GMは車種の拡大という逆の戦略でフォードを抜き去った。しかし、そのGMもハイブリットのトヨタに抜かれた。

 しかし、日本が勝者になったとは思えない。なぜなら、工業化社会で日本が米国に勝ったとしても、中国やインドに勝てるとは思えない。無資源国日本が加工貿易でGDP世界第2位の地位を維持し続けるのには限界がある。

 ポスト工業化社会をどう考えるかは人それぞれだと思うが、私はクリエイティブ社会こそポスト工業化社会だと確信している。そして、日本人にはそのための感性において優位性を他国に対して持っていると思う。そして、それは日本の風土と密接不可分で、これこそが日本の財産だと思う。

 20世紀がものづくりの時代だとすると、21世紀はもの(空間)を創造する時代だといえる。中之条町のこれからのまちづくりを考えたとき、感性のきれる人をどれだけ惹きつけられるかだと思っている。(ちょっと、今日はこれくらいにしておきます、暴走しそうですから)

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