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2008年12月19日 (金)

裁判員制度

 裁判員制度導入に伴う裁判員候補者の辞退が相次いでいるという。そもそも、この制度はなぜ裁判員制度が導入されるのかの説明がない、と思うのです。明確な必要性がないから、辞退者が相次ぐのだと思うのです。さらに、法曹関係者が本当に素人が刑事に参加してくることを是としているのか不思議でならない。民間人もそれほど時間に余裕があるわけではない。最近の国の考えていることはよく分からない。私がずれているのか、国がずれているのか。

 今日は12月議会の最終日、議案の採決と委員会報告と一般質問が行われました。アメリカ型社会ではなくヨーロッパ型社会が日本には合っているという私の見解への質問がありました。アメリカの医療の現実等を例に答弁しました。アメリカは世界でもっとも進んだ医療を持つ国でありながら、先進国で唯一国民皆保険制度を持たない国であり、無保険者が4000万人以上いる国でもあります。つまり、医師にかかりたくてもかかれない国民がたくさんいる国でもあるのです。どんなに進んでいても、最後の砦が整備されていない国が日本人に向いているとは到底思えないのです。日本人が日本という国の治め方が世界の手本足りうるという意識を持てないことは残念であり、このことが日本という国の一番の問題ではないかと思うのです。

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