一壺天

　ビエンナーレもいよいよ今週で幕を降ろします。しかし、予想以上の反響で、来場者は目標の３倍、３万人を超えそうです。これも多くのマスコミに取り上げてもらった効果であったと思っています。

　きょうは群馬県の地域づくり協議会の方々が約５５名、ビエンナーレの見学と町の取り組みについてということで視察に来られました。私と関行革課長で１時間ほど話をした後、富沢家・伊参スタジオ・広盛と見ていただいたわけです。何でこの全県にまたがる協議会が中之条に視察に来たかといえば、この会の副会長の杉原さんという方が、中之条が昨年の新潟県越後妻有の大地の芸術祭を見学してきてからたった１年で今年ビエンナーレを実現したその「スピード」を評価してくれたからなのです。

「スピード・否定しない・自分で考える」ということの重要性を役場でいつも言っていますが、そのことの証左が今回のビエンナーレに出たとわたしも思っています。そして、さらにうれしいことに、この協議会には中之条の人がたくさん参加していたことです。町の中だけでなく広く活躍してくれる町民に感謝です。今回のビエンナーレにしても、元をただせばこの協議会に所属している福田さんが私たちに新潟のトリエンナーレに行く事を勧めてくれたことが始まりだったのです。