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2011年5月 6日 (金)

Happy Restaurant

 現在中之条町ではハッピーレストランと称して、南相馬の避難している方々をお食事に招待している。といっても、町が中心に行っているのではなく、場所文化機構の後藤氏やぐるなびの村友さん、シェフの下村さんそして高崎の本木さん地元の斎藤さんといったメンバーが行っている。そこにJC沼田(永井さん)や渋川のメンバーが参加している。ジョウモウ大学の大澤さんもいた。
 なぜこういうことが起こるのか、通常では考えられないことだが、現実に起きている。元は本木さんがつむじを気に入って時々遊びにきてくれたことから始まったのだが、山重氏との交流からこの話が生まれた。つむじという空間が生んだ奇跡かもしれない。クリエイターが生み出す独特な空間にクリエイターが引きつけられてクリエイティブな現象が生まれるということが現実に目の前で起きると、さすがにシビレる。創造都市現象と言ってもいいかもしれない。
 本木さんとの話の中で、彼がつながりや絆の重要性について語ってくれたが、創造都市論ではソーシャルインテグレーションというテーマが大きなウエイトを占めている。ソーシャルインテグレーション(社会的統合)とは分断しつつある社会をどう融和させていくかということになるのだが、これを解決するには懐の深さの有無が重要になってくる。そして、その懐の深さが創造都市の必須条件だと言える。懐の深さはリチャードフロリダの言葉を借りればtoleranceということになるのだが、問題はいつもここにある。中之条にtoleranceがあるのかときどき心配になる。
 ハッピーレストランに話を戻そう。このレストランではいわゆるフルコースが振る舞われる。しかも、シェフは一流である。南相馬の人が喜んだのは言うまでもない。最終日は4回転になったそうだ。そして、あすの7日からは南相馬の方が郷土料理を振る舞ってくれることになっている。こちらも堀澤さんという地元の料理研究家のプロデュースで行われることになった。

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