« 法事 | メイン | 自転車通勤 »

2008年5月19日 (月)

政治の難しさ

 政治がなぜ故難しいか?これは実際にやってみなければなかなか分からないかもしれません。政治家の資質・能力にその原因を見る人もいるでしょうし、あるいは経験・知識不足にその原因を見る人もいるでしょう。原因はたくさんありますが、政治の難しさの本質は政治に100点がないということだと思っています。

 ペーパーテストでは100点が取れますが、政治にそれはありません。そうはいっても、100点が求められます。そこに、政治の難しさがあります。どんなベストの判断でもそこには妥協が存在します。100:0の判断などあり得ないのが政治です。常に55:45ぐらいの幅の中で決断していくのが政治です。その少しづつの積み上げで結果を出していくしかないのが政治だと思っています。

 わたしも、2期目の4年でやるべきことを自分の頭の中で計画を立て、4年後の町のイメージを描いていますが、それは過去の4年の葛藤の中で見えてきたものでもあります。100:0でもなく、55:45でもなく、ときには51:49の判断の中で積み上げていかなければなりません。さらに、予想を遥かに上回る構造的不況が地方を取り巻いていることに多くの人が気付いていないと思うのです。こういう私もまだ見通しが甘いかもしれないと思うこともあります。延長線上での思考をどこまで断ち切れるか、これは非常に難しいことです。049

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.kazelog.jp/t/trackback/303137/12625342

政治の難しさを参照しているブログ:

コメント

確かに予想外の不況は、今後更に悪化することでしょう。
中之条の町中から、大きなお店が撤退したり倒産したりして、なんだか不抜けたシャッター通りの商店街に悲しいものを感じてしまいます。


フッ素洗口に反対している東京の歯科医の方が、
「いくら予防と称してフッ素を塗布して、虫歯を無くしても歯周病は治りません!」

この言葉を商店街にあてはめて言われているような感じで受け止めていました。

街の活性化は、特効薬だけでなく、自然な魅力というかオーラが出てこない限り、消費は出てこないように思います。

そこを引き出していくことが、町民の果たす課題なのかもしれません。

実は、会合の飲み物類やおつまみなどで、安くてボリュウムのある品があるところはないかと探していたさい、伊勢町の友人から、ある町内の個人店を紹介してもらい、大変助かったことがあり、いまでもよく利用しています。
そういう口コミや情報交換等がまだイマイチ活きていないんじゃないのかと思っています。

こういうところから活性化の一歩となっていくのでしょう。

完璧なものをできれば求めたいけれど、まずは、中之条が元気になることが最優先です。そのための処方を描いていただくことが、町長に課せられたテーマだと思います。


とんちんかんなコメントで、お許しください。

コメントを投稿