映像教育
今日、伊参小学校に小栗康平監督が来校、監督による映像教育が全校生徒を対象に行われた。さまざまな映像を見せながら、分かりやすく説明。子どもたちの感性がみがかれたと思う。仮に、分からなくても彼らがこの映像を見たことは心の中に残像として後年まで残ると思う。良い経験だったのではないだろうか。
小栗監督の作品は難解だという定説になっているが、これは裏を返せば、我々がいかに娯楽映画に親しんでいるかの証明である。監督の映画を理解するには感性が求められる。詩は読み手の感性によって、その味わいが決まるように。
そして、これからの人に求められるのはこの感性かもしれない。いや、間違いなく感性だと思う。ただ単に知識を詰め込んだだけの人では、これからの時代の要請にこたえていくことは出来ないだろう。
監督との会話で、これからはこういった伊参のような自然環境でこそ感性はみがかれるのでは、との問いに、もちろんそうだよ、との答え。中之条ビエンナーレや伊参スタジオ映画祭といった芸術で町もみがいていきたい、と思っている。
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