一壺天

　昨日は帰宅が１１時を過ぎましたが、非常に有意義かつ中身の濃い一日でした。といいますのも、ＪＲ高崎支社の支社長さんはじめ幹部の方々と懇談できたにとどまらず、誠に前向きに吾妻線の事を考えていただいているからです。現在は車社会、とりわけマイカー社会でありますが、温暖化の元凶が化石燃料によるところのＣＯ２でありますから、この問題を如何に解決するか、これが重要であるわけです。ひとつは、内燃機関の改良・代替機関の発明ということでの削減でありますし、もうひとつは利用の抑制を如何にはかるかということでの削減あります。そう考えますと、鉄道の役割は新たな局面を迎える時代が来ると考えられますが、そのとき、吾妻線が廃線になっていたというのでは困るわけです。

　そういったこと等を心配しているというのが、私たちの本音でありますが、これは杞憂でありました。といいますのも、今年度の事業で、吾妻線中之条駅舎をリニューアルしていただけるということを言って頂いたからであります。しかも、遠い将来にではなく駅舎のバリアフリー化も視野に入れていただけるとの事であります。このときは町の財政的援助も必要になろうと思いますが、新支社長の行動力には驚くばかりです。いままで、こんなに吾妻線に力を入れてくれた支社長はいませんよ。

　それから、ここからはちょっと宣伝にもなってしまうのですが、首都圏を中心に３０万部発行されているフリーペーパーで「旅ばあ～ん」というのがありますが、これに見開き２ページで中之条を掲載していただきました。宣伝効果は相当大きなものがあると思います 。といいますのも、今日お会いした東京大学の大学院生で都市計画を専攻している方がこの「旅ばあ～ん」を持っていて、「町長がこうやって中之条の宣伝しているのはいいことですよね」みたいな事を言ってくれましたが、意外とみているんだな～と思ったからです。宮崎県知事ではありませんが、広告塔として町を売り出すことがこれからは非常に大切な役割のひとつでありますから、こちらも積極的に行っていこうと考えています。