松下幸之助さんは会社経営において経営理念こそが大事だと言っておられました。つまり、何故にこの企業が存在するのかということを考えて経営にあたらないと、企業の存在意義そのものが失われてしまう、と。
しかし、これは企業だけのことではない、国家においても同じことである。日本という国がどういった国を目指していくのか。理念がないのは明らかだ。理念なき国家の国民は惨めである。
中国が尖閣諸島を欲しがっているのは明らかだ。欲しいものは理屈が通らなくても何とかしようとする。これに屈する日本。なんとも情けない。今回の問題は日本にとっては国際問題だが、中国にとっては国際問題と同時に国内問題だ。つまり、中国は格差が広がり、国内の混乱がいつおきてもおかしくない状態だ。
内政問題の最大の解決策はその不満を国際問題に置き換えてしまうことだ。今回の日本の対応は中国にとって一石二鳥だった。もう少し長引かせて逆に、揺さぶりをかけて国際世論の動向を見てみるいい機会だったのに。日本はのろまだ。