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2010年5月25日 (火)

Principle

 過日、私への直接メールに、あるご意見が届いたのですが、そのひとつにプリンシパルということを私が言っているが、横文字を多用することは、抽象的な表現になり、結果として意味が曖昧になるのではないか、あるいはそうすることで論点がぼけるのではないか、といった意味のご意見をいただきました。

 たしかにその通りで、横文字を使うことはあまりよくないと私も思っています。しかし、このプリンシパルという言葉は日本語に直すとどうも適切な表現がないような気がするのです。そもそも白洲次郎氏が好んで使ったことばなのですが、日本語では原理とか原則あるいは主義とか信条なんてことになるのでしょうが、どうもそういう意味では少し弱いような気がするのです。

 わたしの少ない語彙の中であえて探すとすれば、白洲次郎氏は「墨守すべきもの」といったニュアンスで使っていたと思うのです。だから、あえて日本語にせずプリンシパルという言葉のまま使用しています。

 そして、政治においては政治家が何をプリンシパルにするかが問われると思うのです。吉田茂総理の右腕であった彼は日本の政治家にプリンシパルがないことが気に入らなかったようです。

May_15_247 棚田が美しい中之条

 

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