白根開善学校
白根開善学校の入学式にも行ってきました。名前はつとに有名ですが、この学校に行ったのは初めて。標高が1200メートルぐらいのところにある通称「山の学校」です。
事前に白根開善学校の本を少し読んでいたので、おおよそは理解していましたが、本吉理事長(現在は顧問)がそのすべてを傾けて創った学校だけに、私の思い入れもいつのまにか強くなっていました。
来賓の挨拶として事前に用意していったものを読み上げたのですが、本当はもう少し彼らに言いたいことがあったのも事実。しかし、わたしも事情が良く分かっていないので今日は彼らの様子を観察することに終始。
佐々木新理事長とも懇談でき良かったです。しかし、これだけの学校を創るというのはやはり、すごいことです。ぺスタロッチー賞は伊達じゃないです。
「ひとはみな善くなろうとしている」というのが学校のもモットーなのですが、この考えは老子の思想に相通じるものがあると思うのです。いわゆる性善説ですが、しかし、孟子は手放しで性善説を唱えているわけではなく、ひとは性善ではあるが、しかし、一方で弱い存在でもあるため、だからこそ修養が必要である、というものです。
現代社会で今もっとも必要なのは、この儒教的教育であり、ひとの多様性を認め合える社会なのだと思うのです。
壇上にいるのが新入生
玄関に刻まれた左官職人のメッセージ(靴の泥を落とす金網の下に書き込まれた)
佐々木理事長とともに
卒業生ですが、自分には合いませんでしたね。
ここへ入っても結局、弱い者は虐められます。
トラウマになり、その後の人生も引きずります。
投稿: 卒業生 | 2019年8月30日 (金) 13:08